1950年代のB級ホラー映画といえば、放射能や宇宙からの侵略者、科学実験の失敗などが生み出す異形のモンスターたちが大活躍した時代です。この時期のモンスター映画は、第二次世界大戦後の不安や冷戦の影響を反映し、特に放射能や核兵器が生み出す未知の脅威がテーマになることが多く、観客を恐怖と興奮の渦に巻き込みました。今回は、そんな50年代のB級ホラーモンスター映画の魅力と代表作を紹介します。
目次
1. 大海獣ビヒモス (アメリカ、1959年)
- 原題: Behemoth the Sea Monster
- 概要: 巨大な放射能を持つ生物がイギリスを襲うというストーリー。特撮技術が光ります。
2. 大怪獣出現(アメリカ、1957年)
- 原題: The Monster That Challenged the World
- 概要: 海底で目覚めた巨大な生物が人々を襲う様子を描いています。
3. 人喰いネズミの島(アメリカ、1959年)
- 原題: The Killer Shrews
- 概要: 小さな島で人間を襲う巨大なネズミのような生物との戦いを描いた作品。
4. 宇宙船の襲来(アメリカ、1958年)
- 原題: I Married a Monster from Outer Space
- 概要: 地球にやってきたエイリアンと結婚した女性の物語。異星人の恐怖がテーマ。
5. 水爆と深海の怪物(アメリカ、1955年)
- 原題: It Came from Beneath the Sea
- 概要: 放射能の影響で巨大化したタコが攻撃してくるという内容。
6. 妖怪巨大女(アメリカ、1958年)
- 原題: Attack of the 50 Foot Woman
- 概要: 放射能の影響で巨大化した女性が暴れ回るというユニークなストーリー。
7. 恐怖のワニ人間(アメリカ、1959年)
- 原題: The Alligator People
- 概要: ワニ人間という奇怪な生物と、彼に変身させられた人々の恐怖を描いています。
8. 放射能X(アメリカ、1955年)
- 原題: Them!
- 概要: 放射能によって異常に成長した生物が人々を襲う様子を描いています。科学とホラーが融合した作品です。
9. 原子怪獣現わる(アメリカ、1953年)
- 原題: The Beast from 20,000 Fathoms
- 概要: 放射能の影響で目覚めた古代の怪物がニューヨークを襲うというストーリーです。
10. 世紀の怪物/タランチュラの襲撃 (アメリカ、1955年)
- 原題: Tarantula
- 概要: 科学実験によって巨大化したタランチュラ(毒グモ)が荒野を襲い、人々を恐怖に陥れるという物語で、放射能による生物の巨大化という典型的なテーマが扱われています。
11. マックィーンの絶対の危機(ピンチ) (アメリカ、1958年)
- 原題: The Blob
- 概要: 宇宙から飛来した謎の物体が、町の住民を次々と吸収していくというユニークなモンスター映画です。
12. 大アマゾンの半魚人 (アメリカ、1954年)
- 原題: Creature from the Black Lagoon
- 概要: 科学者たちが発見した半魚人が人間を襲うという内容です。