- あらすじ
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1976年に公開され、多くの観客を震撼させたオカルト映画の金字塔『キャリー』。その続編となる『キャリー2』は、前作から20年以上を経て再び観客の前に現れました。今回の舞台は、23年前の惨劇を生き残ったスーがカウンセラーを務めるハイスクールです。
物語は、学園内で起こった女子生徒の自殺事件から始まります。カウンセラーのスーは、自殺した生徒の友人レイチェルに事情を聞くうちに、学内でいじめが横行していること、そしてレイチェルがかつてのキャリーと同じく念動力を持っていることに気づきます。
レイチェルは、いじめに耐えながらも彼氏ができて最高の気分を味わっていました。彼女の生活に希望が見え始めた矢先、ある晩のパーティーで、彼女は念入りに化粧をし、お洒落をして出かけます。しかし、パーティーでスクリーンに映し出されたのは、自分のSEXシーンとその得点でした。これがレイチェルにとって致命的な屈辱となり、彼女の眠っていた力が暴走を始めます。
屈辱のパーティー事件の後、レイチェルの怒りは頂点に達し、念動力により自分を笑った学生たちに復讐を開始します。23年前のキャリーと同様に、学園は再び惨劇の舞台となります。 - 感想
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『キャリー2』は、前作のテーマを受け継ぎながらも、新たな視点と現代的な要素を取り入れています。いじめや孤立という普遍的な問題を描きつつ、超自然的な力が引き起こす恐怖を見事に表現しています。また、スーというキャラクターを通じて、前作のファンに対しても懐かしさと共感を呼び起こします。
この続編は、70年代のオカルト映画の代表作である『キャリー』の伝統を受け継ぎつつ、現代の社会問題と結びつけることで、新たな恐怖を創り出しています。レイチェルの念動力が暴走するクライマックスシーンは、視覚的にも強烈なインパクトを与え、観客に深い印象を残します。『キャリー2』は、ホラー映画ファンにとって必見の作品であり、前作ほどではないものの前作の魅力を引き継ぎつつ、新たな恐怖を提供する続編として成功しています。念動力というテーマを通じて、いじめや孤立という現実の問題に向き合いながら、スリリングな展開で観客を魅了します。ぜひ、この映画を観て、恐怖と感動の物語を体験してください。
題名 | キャリー2 |
原題 | THE RAGE: CARRIE 2 |
製作年度 | 1999年 |
制作国 | アメリカ作品 カラー映画 |
上映時間 | 104分 |
日本初公開日 | 2000年07月01日 |
映倫 | |
監督 | カット・シア |
脚本 | ラファエル・モロー |
製作 | ポール・モナシュ |
音楽 | ダニエル・B・ハーヴェイ |
出演 | エイミー・アーヴィング / エミリー・バーグル / ジェイソン・ロンドン |
その他 | キャリー 1976 第1作 |