- あらすじ
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若い女性たちの血を利用して、女ドラキュラであるカーミラ・カルスタインが蘇ります。復活したカーミラは、貴族の娘たちが通うエリート花嫁学校に入学します。美しい外見と魅力的な雰囲気で、カーミラは周囲の人々を魅了します。
しかし、彼女に関わった女学生や教授たちが次々と謎の死を遂げていきます。彼女がその正体を隠しつつ、犠牲者を増やしていく中、カーミラの異常な行動を不審に思う人々が現れます。
学校の教授と関係を持つようになったカーミラですが、彼もまた彼女の餌食となる可能性が高まります。映画のクライマックスでは、カーミラの正体が明らかになり、彼女を止めようとする人々との戦いが展開されます。
この作品は、恐怖と官能が入り混じった独特の雰囲気を持つ、クラシックな吸血鬼映画として知られています。
- 感想
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1971年に公開された『恐怖の吸血美女 』は、ハマーフィルムの独特なスタイルを象徴する映画の一つとして知られています。映画には多くのヌードシーンが含まれており、性的要素が強調されることで、当時の観客を驚かせました。また、レズビアン的な要素もあり、従来の吸血鬼映画とは異なるアプローチが見られます。
恐怖の要素は薄く、スリルやショックよりも、ビジュアル的な美しさや官能性が強調されています。そのため、ホラー映画としての怖さはあまり感じられないかもしれません。
物語の終盤では、城に火が放たれ、クライマックスを迎えます。カーミラの最後は予想外で、観客に衝撃を与えるシーンとなっています。また、男の教授がカーミラに恋をするという展開も、この作品の独特な魅力の一つです。禁断の愛や欲望が描かれることで、作品全体にミステリアスな雰囲気が漂っています。
全体的に、『恐怖の吸血美女』は、伝統的なホラー映画とは異なる魅力を持つ作品であり、観る人にとっては新鮮な体験となるでしょう。
題名 | 恐怖の吸血美女 |
原題 | LUST FOR A VAMPIRE / TO LOVE A VAMPIRE |
製作年度 | 1971年 |
制作国 | イギリス作品 カラー映画 |
上映時間 | 95分 |
日本初公開日 | 劇場未公開 |
映倫 | |
監督 | ジミー・サングスター |
脚本 | チューダー・ゲイツ |
製作 | ハリー・ファイン マイケル・スタイル |
音楽 | ハリー・ロビンソン |
出演 | ユッテ・ステンスガード /ラルフ・ベイツ / バーバラ・ジェフォード |
その他 | ハマーの女バンパイア・カーミラ3部作の第2作目 第1作目「バンパイア・ラヴァーズ」 第3作目「ドラキュラ血のしたたり」 |
- ヌードシーン多い、官能的
- ホラーの怖さはほとんど無い