ブルース・キャンベル:
ブルース・キャンベル(Bruce Campbell)は、B級ホラー映画を語る上で欠かせない存在で、特に『死霊のはらわた(The Evil Dead)』シリーズでの活躍で多くのファンを魅了してきました。カルト的な人気を誇る彼は、ホラーとコメディの絶妙なバランスを持つ独特のキャラクターで、B級ホラーのアイコンとして今も愛されています。
代表作:『死霊のはらわた(The Evil Dead)』シリーズ
キャンベルの代表作といえば、サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』シリーズです。キャンベルが演じるアシュリー・J・ウィリアムズ(通称「アッシュ」)は、古いキャビンで悪霊に立ち向かう青年で、シリーズを通して不死身のタフガイに成長していきます。血まみれになりながらもユーモアを忘れない彼の姿は、ホラーファンにとって忘れられない存在です。アッシュの持つユーモアとタフさ、そして絶望的な状況でもどこか楽しげな様子が、B級ホラーらしい魅力としてシリーズの象徴となりました。
独自のコメディセンスとファンへの愛
ブルース・キャンベルは、ホラー俳優としてだけでなく、その独自のコメディセンスでも知られています。彼の演技は少しオーバーでありながらも、観客に親しみやすさを感じさせ、絶妙なユーモアが生まれます。また、ファンとの交流を大切にしており、サイン会やイベントでファンに会うことを楽しんでいます。彼の温かい人柄と気さくさも、ホラー界で愛される理由の一つです。
その他のB級ホラー作品とカメオ出演
『死霊のはらわた』シリーズのほかにも、『ババ・ホ・テップ』や『マイネーム・イズ・ブルース』など、B級ホラーでの出演も多数あります。また、監督のサム・ライミと親交が深く、『スパイダーマン』シリーズなどでもカメオ出演しており、彼を見つけるのが楽しみというファンも少なくありません。
ブルース・キャンベルの魅力
彼の魅力は、真剣に演じながらもユーモアを忘れないその演技スタイルです。どんなに絶望的なシーンでも、どこか観客を笑わせようとする独特の表現力は、まさにB級ホラーのスピリットそのもの。ブルース・キャンベルはB級ホラー界に輝く唯一無二の存在であり、これからもホラー映画ファンに愛され続けるでしょう。
ブルース・キャンベルの主なB級ホラー映画出演作
- 死霊のはらわた The Evil Dead (1981)
- 死霊のはらわたⅡ Evil Dead II (1987)
- キャプテン・スーパーマーケット Army of Darkness (1992)
- マニアック・コップ Maniac Cop (1988)
- マニアックコップ2 Maniac Cop 2 (1990)
- プレスリー VS ミイラ男 Bubba Ho-Tep (2002)
- 処刑!血のしたたり Intruder (1989) – カメオ出演
- マインドワープ Mindwarp (1991)
- ワックスワーク2/失われた時空 Waxwork II: Lost in Time (1992) – カメオ出演
- サンダウン Sundown: The Vampire in Retreat (1989)
- プラネット・オブ・エイリアン Alien Apocalypse (2005)
- 怨霊の森 The Woods (2006)
- デモリショニスト The Demolitionist (1995)
- ムーントラップ Moontrap (1989)
次回の紹介では、また別のB級ホラー俳優を取り上げていきますので、どうぞお楽しみに!