シー・トリップ (1970年)アメリカ映画 サイケデリック (視聴・感想)

あらすじ

ポルノ映画制作で名を馳せるリンボー監督(マービン・ミラー)とその助手でカメラマンのシドニーは、従来の作品とは異なる宗教的かつ芸術的な作品を作りたいと考え、若い女性を対象にオークションを開催します。そして、オーディションを通過した3名の女性を選び出します。

しかし、彼らの真の目的は、女性たちに麻薬を飲ませてハイな状態にし、踊り狂わせるというとんでもない映画を作ることでした。オーディションに合格した女性たちは撮影のためと騙され、自宅屋敷に軟禁されます。監督とシドニーは、言葉巧みにLSD入りのコーヒーを彼女たちに飲ませようとします。

一方、3名の女性の中で最も懐疑的だったキャロル(キャロル・ケイン)の恋人ピーター(ピーター・デュリエ)は、リンボー監督の悪評を聞きつけて恋人キャロルのことが心配になります。行方不明となった彼女を救出するため、ピーターは必死に捜索を始めますが、彼女を救出するのは容易ではないことが次第に明らかになります。

感想

映画『シー・トリップ』(1970年)を鑑賞した感想を述べると、まず恐怖度はほとんどありません。ストーリーは単純で先が読める展開ですが、部分的に興味を引く箇所があり、見飽きることはありませんでした。

キャラクターについては、ヤブ医者のグーリー博士のすっとボケ具合が印象的で、彼のキャラクターに一種のコミカルな魅力があります。また、麻薬中毒のリリーが可愛らしく、彼女の存在が物語に一抹の生気を与えています。

グロテスクさはほとんどなく、恐怖や不気味さよりもサイケデリックな映像が際立っています。映画の結末はしっかり完結していますが、あっさりとした終わり方でやや拍子抜けしました。ホラー映画というよりも、サイケデリック・スリラーという感じが強く、人が殺される場面もありますが、グロテスクな感じは全くありません。

ストーリーだけを見るとエロティックな要素がありそうに感じますが、実際にはヌードシーンは一切なく、エロティシズムはありませんでした。それでも、1970年代の雰囲気がよく出ており、当時の文化やスタイルを感じさせる点は評価できます。

全体として、『シー・トリップ』は恐怖感は少ないものの、サイケデリックな映像と1970年代の独特な雰囲気を楽しむことができる作品です。特にキャラクターの個性や部分的な面白さがあり、最後まで飽きずに観ることができました。

シー・トリップ
総合評価
( 2.5 )

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