- あらすじ
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女子高の教室で一人の生徒が惨殺された。犯人は仲の良かったクラスメイトの少女。いったい二人の間に何が起こったのか…。事件を追うテレビレポーターの彩(大久保麻梨子)は被害者の友人・千世(長崎莉奈)から犯人は自分の意思で殺したのではなく、こっくりさんに取り憑かれていたことを告げられる。
これは実際にあった物語である。事件の真相を追求する彩は調査を進めるうちに、自らも不可解な事件に巻き込まれていく。映画『こっくりさん』は、実際にあった怖い話を基にしたストーリーであり、こっくりさんにまつわる恐怖が絶えない様子が描かれています。 - 感想
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『こっくりさん 本当にあった怖い話』(2007年)は、意外と真面目に作られており、ホラー映画として楽しむことができました。特に、女性キャスト陣が美人揃いであることが視覚的に飽きることなく鑑賞を続けられた一因です。映画の内容についてもいくつかのポイントで評価できる部分がありました。
まず、女性キャスト陣が非常に魅力的でした。美人揃いで、彼女たちの演技が物語を引き立てています。ホラー映画において、キャストの魅力は作品全体の印象を大きく左右する要素です。その点でこの映画は成功していると言えます。
霊の描写については少しチープに感じる部分もありましたが、それでも不気味さはそこそこありました。特に、こっくりさんというテーマ自体が持つ独特の怖さが、全体の雰囲気を効果的に支えています。こっくりさんの儀式が進行するにつれて、緊張感が高まる様子はしっかりと描かれており、視聴者を引き込む力があります。
物語の展開には突っ込みどころがいくつかありますが、全体としてはまとまっていると思います。特に前半部分は非常に興味深く、信じられる要素が多かったです。しかし、後半になると少し荒唐無稽な展開が増え、信憑性については疑問が残りました。それでも、オリジナルビデオとしての完成度は高く、視聴者を飽きさせない工夫がなされています。
映画のタイトルにもある「本当にあった怖い話」という点について、前半は確かに信じられる要素が多く含まれていました。しかし、後半になるとその信憑性が薄れていく感じがありました。これは、ホラー映画特有の誇張表現や脚色が影響していると思われます。それでも、物語として楽しむ分には十分に満足できる内容でした。
『こっくりさん 本当にあった怖い話』は、全体として良くまとまっており、最後まで飽きることなく鑑賞できました。キャストの魅力や不気味な雰囲気、緊張感のある展開など、ホラー映画としての基本要素をしっかりと押さえています。ただし、後半の信憑性については少し疑問が残る部分もありましたが、それも含めてホラー映画として楽しむことができました。全体的に見て、オリジナルビデオとしての完成度は高く、ホラー映画ファンには十分楽しめる一作となっています。視覚的にも魅力的なキャスト陣と、不気味さを醸し出す雰囲気が、映画全体を引き立てています。荒唐無稽な部分があるとはいえ、その点を含めてエンターテインメント性が高く、楽しめる映画でした。
原題 | こっくりさん 本当にあった怖い話 | 制作年 | 2007年 | 制作国 | 日本 |
上映時間 | 95分 | 日本公開 | 劇場未公開 | 映倫 | ー |
監督 | 福田陽平 | 脚本 | 福田陽平 河原涼太郎 | 制作 | |
音楽 | 出演 | 大久保麻梨子 長崎莉奈 佐伯新 | その他 | オリジナルビデオ |